メタボリックシンドロームとは、過剰に蓄積した内臓脂肪が、血管、血糖、血圧、血清脂質に悪影響を及ぼしている状態をいいます。 体につく脂肪は、皮下脂肪(皮膚のすぐ下にたまる脂肪)と、内臓脂肪(腸の周囲などにたまる脂肪)に大別されます。 内臓脂肪が過剰に蓄積されると、血圧や血糖値に悪影響を及ぼします。 それが生活習慣病を起こしやすくなる原因とされています。 メタボリックシンドロームは放置をしていると、動脈硬化が促進されて、脳血管障害や心筋梗塞の危険性が高まります。 メタボリックシンドロームは、腹囲にくわえ、血圧・血糖値・血清脂肪の2つ以上が危険数値に当てはまる場合にそう診断されます。 メタボリックシンドロームと診断されたら、生活習慣病を起こさないためにも、生活習慣を改善して、肥満を解消し、内臓脂肪を減らす事が勧められます。...
肥満やメタボリックシンドロームの危険性は、大人だけの問題ではありません。 小学生が100人集まれば、そのうちの10人は肥満、そして、その肥満のある子供10人のうち、1?2人はメタボリックシンドロームであるという調査結果も出ています。 子供の肥満の数は、この30年間で2?3倍に増加していて、近年、子供にとっても、肥満やメタボリックシンドロームは大きな問題になっているのです。 肥満やメタボリックシンドロームと診断された子供が、生活習慣を変えずにそのまま大人になると、脳血管障害や心筋梗塞につながる恐れがあります。 生涯の健康を左右する懸念があるわけですから、正しい生活習慣を子供のうちにつけて、肥満を解消することが大切です。...
6?15歳の子供を対象にした調査研究や、学校の健康診断などのデータをもとに、子供のメタボリックシンドロームの診断の目安がつくられました。 子供のうちから、メタボリックシンドロームを見つけて、適切に対応してもらおうという目的のためにです。 子供の場合、おへその高さの腹囲が男女とも「80?以上」、もしくは身長×2分の1以上」で、血圧・血糖値・血清脂質のうちの2項目以上が標準値より高い(低い)場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。 1、血圧 収縮期血圧125mmHg以上かつ、または拡張期血圧70mmHg以上 2、血糖値 空腹時血糖値100?/㎗以上 3、血清脂質 中性脂肪値120?/㎗以上かつ、またはHDLコレステロール値40?/㎗未満 メタボリックシンドロームの診断項目は、基本的に大人と同じですが、数値は異なります。 血圧・血糖値・血清脂質の値は、やや高め(低め)の数値で、多くは生活習慣を改善して肥満を解消し内臓脂肪が減少すれば、薬による治療をしなくても、子供の肥満は改善されていきます。...
子供の腹囲を測った時に、診断の目安を超えていたり、肥満の傾向があると健康診断などで指摘されたりした場合は、家族ぐるみで生活習慣を積極的に改善して、肥満を改善することが重要です。 メタボリックシンドロームと診断さだれた場合も同じです。 内臓脂肪を減らすために、肥満を解消しましょう。 子供の頃は、より良い生活習慣を作り上げる大事な時期です。 現在の日本人の多くは、脂肪の摂取量が増えているのに、体を動かす機会が減ってるなど、肥満しやすい環境で生活しています。 食事や運動などで、望ましい生活習慣を身に付け、健康的な生活を大人になってからも送ることができるように、家族や周囲の大人が方向づけましょう。 脂質のとりすぎなどを避け、積極的に体を動かすことが、子供の肥満の対策と予防になります。...
成長過程にある子供の場合、肥満解消をするためでも食事を制限しすぎるのはあまり良くありません。 成長に必要な栄養とエネルギーを、朝昼晩の食事から摂取することを食生活の基本として、適切な食習慣を身につけるようにしましょう。 朝食をぬいたり、遅い時間に夕食をとるなど、食事のリズムが乱れるのは良くありません。 三度の食事をできるだけ規則正しくしましょう。 間食も時間と量を決めるようにするといいでしょう。 また、食べ過ぎないという事が大切です。 肥満のある子供達の食生活を調べると、給食をお代わりするなど、食べ過ぎている傾向がみられるので注意してください。 油を使った料理を食べる機械が多く、近年では、年齢を問わず、脂質をとりすぎる傾向にあるようでが、脂質をとりすぎるのもよくありません。 そして、家族で楽しみながら食事をすることが大切になります。 1人でテレビを見ながらの「ながら食べ」では、子供は満足感を十分に得る事はできないのです。 家族一緒に食事をし、親子のコミュニケーションをとるようにしましょう。...